Sweetlore世界のお菓子図鑑(534)

レワリ
Rewari
ごまを中へ入れる、外へ付ける
砂糖菓子 / インド・ハリヤーナー、北インド

レワリ(Rewari)、レヴリ(Revri)は、ごまをまとった小さな糖菓です。北インドからパキスタンなどで親しまれ、白砂糖を使う白っぽいものと、ジャガリーを使う褐色のものがあります。薄い小判形や丸い粒状に仕上げ、糖の歯触りと炒ったごまの香りが楽しめます。

手のひらに載せたグル・レワリ(ラクナウ、2022年、Yogabrata Chakraborty/Wikimedia Commons、CC BY-SA 4.0)。配信元の縮小版を使用、取得後の内容変更なし。
ごまを中へ入れる、外へ付ける
基本の材料は糖とごまですが、混ぜ方には幅があります。ジャガリーを煮て濃い蜜にし、炒ったごまを混ぜてから、小さく分けて平たくする家庭の作り方があります。別の製品では、糖の粒の表面をごまで覆った姿が目立ちます。


大きな板を後で割る菓子とは違い、冷える前に一口大に整えます。家庭の作り方には、煮詰めた蜜を水に少量落とし、冷えたときの固まり方を確かめる例があります。ごまを混ぜた生地は、形を作れる温かさのうちに小分けにし、仕上げにさらにごまをまぶします。
糖によって、色も風味も変わる
ジャガリーは、サトウキビやヤシ類の樹液を煮詰めた糖の総称です。レワリでは白砂糖とは違う褐色や煮糖の風味をもたらします。市販品には液状のグルコースを用いるものもあり、糖とごまだけという単一の配合では定義できません。
表面にごまが多く見えるものでも、中へ混ぜ込んだ粒の量や、糖の固さは商品によって異なります。粒の形、表面のごま、割った断面を合わせて見ると、同じ名で売られる菓子の違いが分かります。
冬に分け合う小さな甘味
レワリは、ローリーなど冬の祝いに並ぶ菓子です。ガジャックや落花生の菓子と一緒に扱われることも多く、北インドの冬の売り場を構成しています。小さな粒は袋に詰めやすく、手で取り分けて配ることもできます。ローリーの前に母や叔母が大量に作っていたという家庭の思い出もあり、季節の訪れとともに用意される甘味です。
北インドやパキスタンでは、袋入りの土産としても親しまれています。
用語解説
- ジャガリー
- サトウキビやヤシ類の樹液を煮詰めた糖の総称。
- グルコース
- ブドウ糖。市販の糖菓には液状の糖原料として用いられることがあります。
- ローリー
- パンジャーブなどで親しまれる冬の祭り。ごまや糖の菓子が用いられます。







