Sweetlore世界のお菓子図鑑(534)

タルト・ア・ラ・プラリーヌ
Tarte à la praline
タルト・ア・ラ・プラリーヌの材料と製法
タルト / フランス・リヨン

タルト・ア・ラ・プラリーヌ(Tarte à la praline)は、鮮やかなピンク色の詰め物が目を引くリヨンのタルトです。砕いたプラリーヌ・ローズをクリームと煮て、焼いたタルト生地に流します。甘いクリームの中にアーモンドの粒が残り、さくりとした生地と対照をなします。
プラリーヌ・ローズは、アーモンドをピンク色の砂糖で包んだ菓子です。そのまま食べるほか、砕いて焼き菓子やブリオッシュにも使われます。ガトー・ド・サンジェニでは、発酵生地の中や表面に散らされます。タルトでは、この糖衣がクリームの中で溶け、色と甘さを詰め物全体に広げます。
一例では、まずタルト生地を空焼きして冷まします。


リヨンの菓子職人セバスチャン・ブイエの作り方では、クリームにプラリーヌを加えて加熱し、空焼きした生地に注いだ後、さらに短時間オーブンへ戻します。その後、冷蔵庫で休ませてから切り分けます。流して冷やすだけの仕上げとは、最後の火の入れ方が異なります。
リヨンでは菓子店やパン店、ブションと呼ばれる地元料理の食堂で、このタルトに出会えます。

用語解説
- セバスチャン・ブイエ
- リヨンの菓子職人。タルトを再びオーブンに入れる一例を紹介している。
- プラリーヌ・ローズ
- アーモンドをピンク色の砂糖で覆った菓子。
- 空焼き
- 具を入れる前にタルト生地だけを焼くこと。
- ブション
- リヨンの郷土料理を出す食堂。
- アラン・シャペル
- リヨン近郊で活躍した料理人。タルトの普及をめぐる話に名が挙がる。
- ルセット
- 菓子の材料の配合と作り方。







