Sweetlore世界のお菓子図鑑(534)

トスカカーカ
Toscakaka
トスカカーカの材料と製法
ケーキ / スウェーデン

トスカカーカ(Toscakaka)は、スウェーデンで親しまれるアーモンドのケーキです。やわらかな焼き生地に、バターと砂糖でまとめたアーモンドを重ねて焼きます。薄く香ばしい表面と、ふんわりした内側の食感が対照的です。
生地を焼き、上掛けを焼く
家庭向けの作り方の一例では、卵と砂糖を白く泡立て、小麦粉、牛乳、溶かしバターを合わせます。生地を型に流して焼く間に、細く切ったアーモンドをバター、砂糖、牛乳、小麦粉とともに鍋で温め、とろみをつけます。



途中まで焼いたケーキを取り出し、この上掛けを広げたら、再びオーブンに入れます。表面に焼き色がつくまで焼きます。生地と上掛けを別々に準備することで、柔らかな土台の上に、砂糖とバターでつながった香ばしいアーモンドの層ができます。コーヒーの時間や人の集まる席には、切り分けて供します。
トスカの名を持つ上掛け
「トスカ」は一つの形だけを指す名ではありません。菓子の歴史を調べた Swedish Spoon は、1948年のスウェーデンの菓子職人向け事典に、トスカカーカと、アーモンド生地を使うリゴレットの両方にトスカの上掛けを塗る例があると紹介しています。トスカの上掛けは、このように別の土台にも使われてきました。
現代の菓子店にも、丸いケーキを切り分ける形とは違う品があります。スウェーデンのオービュ・コンディトリは、サブレ生地の器にアーモンドのフィリングを入れ、トスカの上掛けをした一人分の菓子を販売しています。アーモンドの香ばしい表面は共通していても、その下の生地や詰め物は異なります。
名前とプッチーニのオペラ『トスカ』を結びつける説もありますが、命名の経緯ははっきりしていません。同じ歴史調査は、1930年代に似た名前の菓子が広告に現れ、家庭向けのケーキにもその名が使われたと紹介しています。
用語解説
- 上掛け
- 生地の表面に重ねる材料。トスカカーカではアーモンドと砂糖、バターなどを用いる。







